途中下車

『賴山陽とその時代』中巻、をちょっと休憩して、
そのあいだに同じ作者(中村真一郎)の自伝的な
『愛と美と文学―わが回想―』を手にしました
岩波新書赤版1989年の刊行です。

いまなかなかこういう「正面切った」タイトルはみませんねぇ。
うまく表現する語彙力がありませんが、
本当の知識人ですね。でないとしゃれになりません。
わたしのような凡才だと
何回生まれ変わっても体験できそうにありませんね。

中身は、なかなか奔放なことが書いてあり、それもおもしろいです。
神秘体験のところもいい、そういうことはたしかにあります。
行き帰り二日で読めると思いますが、この本の中で
触れられている「本」にまた手が伸びそうです。

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by seta_shijimi | 2017-01-31 22:01 | Comments(0)

先日このブログでも触れた、スコセッシ監督による映画「沈黙」
今観てきました。午後代休をとって、ちかくのシネコンで。
観終わったところなので、少し経てば・・・
という保留付きですがうーん期待はずれでした。

映画と原作はイコールでなくていいわけですが、
遠藤周作の原作には及びませんでした。
事前にすでに見た知人から長く感じなかったという
評判を得ていたのですが
たしかに、まあ、淡々と観終わりました。
積み重ねがない映像とストーリー。
とてもアカデミー賞云々とはいえませんね。

予告編で監督が日本のクリスチャンの歴史に敬意を
評して云々といっていたので、あれっとおもっていたのですが
たしかにエンドロールの最初に、日本の司祭者と信徒に敬意を表して
とかなんとかの献辞が示されて、そりゃないだろうと思いました。
信仰と神からの応答ということがテーマの一つなだけに
だからこそ、それを言っちゃおしまいだよね。

キリスト教圏の監督が作った「護教映画」だというと怒られるかと思いますが
遠藤の苦悩はもっと深いと思います。やはり映像化は無理なのか
異文化理解も難しいものですね。

キチジローは、原作でもちょっとくどく感じるのですが
映像化すると行動の脈絡がいよいよわからない。
長崎奉行はまずまず。
通詞役もまあ。そのくらいですか。
あの怪力男は不必要ですよね。なんでしょうね。

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by seta_shijimi | 2017-01-30 18:59 | Comments(0)

小春日和

小春日和に誘われて、買い物がてら湖畔を走りました。
バス釣りやら散歩やら、多くの人が出ています。
向こうにみえるは比良の峰。
水鳥もぷかぷか気持ち良さそうです。

夜の鍋の具を買って帰りました。
午後は持ち帰り仕事。

日暮れまで索引づくり、晩御飯は水炊き。
鶏、牡蠣、ぶた、白菜、春菊、白ネギ、えのき、などとなど
もみじおろし入りのポン酢でいただきました。
ベルギー製白ビールで・・・・。

風呂上がりの水、水道水ですが、さすがに「寒の水」キリッとして
かつどこか甘味を感じます。美味しいですね。

✳︎膳所公園にて
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by seta_shijimi | 2017-01-28 12:02 | Comments(0)

通勤号

毎日乗っている通勤号。
80年代のクロモリスタッガードフレーム。
女性用ですが、おそらくオーダー車と思われます。
12年ほど前京都で中古で入手しました。
デレーラーはサンツアーサイクロン、Wレバーはサンプレックス
チェーンリングはスギノのルネタイプです。サイズは480くらいで小さいのですが
継ぎ足しをしても、乗りやすい自転車です。
どこの製作なのでしょうか? 近頃気になっています。

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by seta_shijimi | 2017-01-26 21:57 | Comments(0)

頼山陽とその時代

東京での葬儀の後、少し間が空きました。
その間、何度も雪が降り、その対応などもあって、さすがに少しくたびれました。

あいかわらず通勤時間が私の読書タイムです。
前々回の予告通り、中村真一郎の『頼山陽とその時代』上中下3巻に手をつけ
明日の往路で上巻を読みきれそうです。
中村真一郎の行文いいですね。
山陽に対する先入観をとりはらってくれそうです。

先日読了した『漢文脈と近代日本』ではないですが
自分自身、近世から近代の漢詩をもっと楽しんでおきたいと思わせます。
近代以降の文学観からほとんど見落とされてしまった漢詩。
学校の漢文教育ももっと楽しくすればよいのにと思います。
読み下しは簡単ではありませんが、当然ながらリズムがあり
中途半端な近代文学より、モダンであったり、リアルであったり。
こういう世界にもっと目を開かないともったいないですね。
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by seta_shijimi | 2017-01-25 22:40 | Comments(0)

屋根裏プラハ

東京の葬祭事情は関西からでは想像できないほど厳しく
結果的に待機時間ができたので、
半日出勤して午後は忌引で自宅作業ということになった。
週末ようやく上京。
写真はお気に入りブログにいれている田中長徳氏の単行本。
『新潮』連載時には読んでいなかったが
いつものブログ口調しかしらなかったので
ちゃんと文芸誌口調になっていて、
とてもおもしろく読ませていただいた。
写真はごくわずかで、あくまでも文芸書である。
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by seta_shijimi | 2017-01-20 20:29 | Comments(0)

受け入れる

家人の母親が亡くなった。90歳を超えていた。
終末の医療はせず、飲めなくなり、たべなくなれば自然に命を終わる選択だった。
いわゆる老衰で。今日では、もっともよい最期の迎え方と言えるとおもう。
ながいあいだおつかれさまでした。

私の父は点滴でコントロールして、一定期間で、それを外した。
点滴がなければ数日でアウトだったが、病院側のリミットになる
二週間あまりの間に、別れの期間が得られたのはありがたかったが
本人の意識のあるうちに点滴を外す行為を、当人はどう感じるかと思うと
その点はやや心残りであった。

子供と夕食の時に、このあたりのことを話した。
老母も食べながら、いろいろと語ってくれた。
病気や若い者の死は別として、老いる人が周りにあることは、
よいことだと思うようになった。




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by seta_shijimi | 2017-01-18 21:13 | Comments(0)

つるつるでした

ひどい雪模様になりました。
普段より倍は疲れましたね。
帰りは再び雪模様になったので、駅からは自転車を
ほったらがしにしてバスに飛び乗りました。

今読んでいる斎藤希史『漢文脈と近代日本』に触発されて
中村真一郎『頼山陽とその時代』が次回のよむ本になりました。
上中下三冊の中公文庫。なかなか読み甲斐がありそうです。

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by seta_shijimi | 2017-01-16 20:33 | Comments(0)

映画「沈黙」

スコセッシ監督による映画「沈黙」の前評判が高いですね。
もちろん遠藤周作の『沈黙』によります。
予告編をみるとかなり忠実に映像化しているようです。
『沈黙』は遠藤の最高傑作で、彼自身その後の作品はこれを上回るものはないと思います。
いわゆる護教作品ではない。まさにきりきりと追い詰めたすばらしい作品です。

私はかつて十数年あまりキリスト者(ただしプロテスタント)でした。
「宗教」や「信仰」をほとんど社会システムか民俗としてしか受容していない日本人ですから
(それが悪いとは思いません)、キリスト教との出会いは相当主体的な選択とならざるを得ません。
キリスト教的なものには親しんでいても、信仰とは別の話。
日本のキリスト教徒がが人口の一パーセントをどうしても超えられないできたのには
やはり根本的な理由があると思います。
遠藤はカトリックを捨てませんでしたが、『沈黙』では踏み絵を踏ませました。
『沈黙』のなかで注目される人物としてキチジローをあげる人は多いですが
フェレイラを転ばせ、ロドリゴに踏み絵を踏ませた
井上筑後守の評価こそ、むしろ日本人にとって重要なのではないかと、私は思います。

数年前、『沈黙』の舞台長崎を旅しました。遠藤ファンであってもキリスト者である、
あるいはあった者とそうでない者との読みはやはり違うと思います。
教会から離れてしまった私でしたが、
爆心地の浦上教会に通い、朝のミサに預かりました。
外海(そとめ)の海は碧かったですね。

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by seta_shijimi | 2017-01-15 20:06 | Comments(0)

雪降りつづく

昨夜少し積もって雪はもう終わりかと思いましたが、今日も終日ちらつきました。
持ち帰り仕事を今日も続け、だいぶ仕事が進んだ感じです。
午後は京都女子駅伝を見ながらでした。熱戦でおもしろかったですね。

気分転換に、近くのコンビニまで散歩、帰り道、写真の小道を通ってみました。
半世紀以上前になりますか、小学校に上がる前、一人でざるを手に持って、
歩いて15分くらいかかる養鶏場へ卵を買いに行った道です。
ほんとうに久しぶりです。
あの頃はまだ病気でもしないと卵を食べなかったようなおうちもありました。
当時この坂道の周囲は寂しい竹藪で、急いで通り過ぎたい場所でした。
のんびりした時代でした。
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by seta_shijimi | 2017-01-15 17:50 | Comments(0)