不安テレビと不安ラジオ

90歳近い老母と暮らしています。
年相応の反応で、いろいろ苦慮することが少なくありません。認知症も出ています。

高齢化とともにテレビやラジオも、高齢者に様々な社会生活上の注意を喚起する内容が増え
いわく「安心ラジオ」とか「安心テレビ」などと標榜しています。実際事故も多いのでしょう。
しかし高齢者とともに暮らしていると、これがかえって「不安ラジオ」「不安テレビ」になっていないか心配になることがあります。
つまり弱っている高齢者自身が視聴者となっている場合です。

高齢者は旧いことはよく覚えています。しかし新しい情報を現実とつないで判断行動できるかというとかなり難しいことがあります。
たとえば電気ストーブの置かれた環境状態が相当酷くて発火した事例をセンセーショナルに紹介されると
電気ストーブ自体が火事の原因になると思って、点けずに寒いといって震えているといった工合です。

同居や介護に当たっている関係者への注意喚起としては好いのですが
自分の身体の不自由や病気による苦痛、将来への不安から、そうでなくても不安定な精神状態に置かれている高齢者は
すべて悪い方へ悪い方へ判断しがちです。
これは高齢者とくに判断認知が危なくなっている老親と同居している方には肯かれることと思います。

「安心ラジオ」とか「安心テレビ」の主旨は悪くはありませんが、
これが「不安ラジオ」「不安テレビ」になっていないか、
専門家に監修してもらい受け止め手の高齢者の反応を熟慮した番組であってほしいと思いますネ。



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# by seta_shijimi | 2017-10-30 19:47 | Comments(0)

湖畔の村をめぐる

夜半に台風の吹き戻しのような突風が吹いて眼を覚ましました。
夜が明けると空気が入れ替わって、いよいよ晩秋の気配。
所用をすませた後、自転車にまたがり、いわゆる「浜街道」を北へ。
昔ながらの二車線かつかつの道。遠慮していると、田圃に転落するような危ない旧道です。
こういうときは堂々と走らないと……。
このあたり昔は琵琶湖マラソンのルートで、テレビを見ていると、
アベベ選手の走る脇にお墓が映ったりしてローカル感満載でした。

草津市の西部、琵琶湖に近い湖畔の村々を走りますと、
まず目に付くのが、村の中のお堂。どれも平安の古仏を伝えます。
そして立派なお宮、真宗でも仏光寺派のお寺でしょうか。
湖水の向こうの比良をみると、全山紅葉の気配です。
でもこれからは「高島しぐれ」の日々。弁当忘れても傘忘れるなというやつです。
台風の置き土産で、今日も湖西線は不通になっているようです。
3シーズンはいいんだけど、冬がね……
なんていっていると、滋賀の田舎暮らしはできません。

*石段脇の石はどうやら石棺の材のようです。
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# by seta_shijimi | 2017-10-30 13:51 | Comments(0)

レトロ

今日立ち寄ったモンベルのアウトレットコーナーに
懐かしいロゴのペンケースを見つけました。
創業40周年記念の復刻ロゴということですが、
曲線や色使いがいかにも70年代を思わせるもので、思わず買ってしまいました。
ゴールドのコーデュラナイロンもいいです。

このロゴのついたデイパックもなつかしい。
いやデイパックといえば「ウォークアバウト」かな、はじめてかついだのは。
ピッケルホルダーがなににつかうものかわらななかったんです。
その後ピッケルをもつようになって、あんなものは飾りだと気づきました。
どれも青春時代のアイテムでしたね。

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# by seta_shijimi | 2017-10-28 17:50 | Comments(0)

ビギナーズ

家に居るようになって心配なのは運動不足。
もちろん毎日一時間以上自転車に乗ってますが、それはそれ、
基本となる歩くことがおろそかではマズイ。
今朝は隣町の図書館まで半時間余り散歩を兼ねて歩きました。
小さな図書室のようなところなのと、やや落ち着かないレイアウトなのが残念ですが
ついでにモンベルとか本屋さんものぞけて、それはそれで楽しいです。

先日来の坂口安吾は毎晩読んでいますが、機関銃のように撃ちまくられる感じですね。
これはまだまだ続きますが、今日買った本は福澤諭吉『文明論之概略』(角川ソフィア文庫)。
若い時岩波で読んだ覚えがありますが、とても太刀打ちできませんでした。
稀代の先覚が歴史と文明をどう把握していたのか?
幕末維新期を「生き抜いて」、有為な人材がテロや戦争で次々と失われていくのを間近でみた人物ですから
そういう意味で読んで見ると、「文明化」はほんとうに切実なものだったんだと感じますね。
今回は全訳ですので、ちょっと敷居が下がりますかね。さて?

*写真の中身はともかくこれはアスペクト比率が4:3 昨日まではほとんど3:2
普段使いのカメラには3:2しかありませんが、タテにするとちょっと長すぎます。

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# by seta_shijimi | 2017-10-28 14:36 | Comments(0)

ちょいのりライダー

自転車が好きなひとにもいろいろあって、スピードを出したい人、遠くへ行きたい人、
山坂を登りたい人、はては磨いて床の間に飾りたい人、などいろいろですが
ワタクシはどうもちょろちょろ乗りが好きで、あっちの町、こっちの村と飽きずに乗っています。

「犬も歩けば棒に当たる」の譬の通りに、たとへ数時間であってもひとのりすれば、
やはり一度はふふーん、なるほどと思わされる事が見つかります。楽しいですね。
今日も湖南の里を三時間ばかり走りました。
おだやかな日差しを浴びて、ほこほこしながらー走り。

*柿の葉もいよいよ落ちてきました。向こうに比叡のお山がのぞきます。
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# by seta_shijimi | 2017-10-27 15:30 | Comments(0)

メリーゴーランド

朝から京都へ、久しぶりの好天で、人の歩みもなんだかゆっくり。
買物は49mmのレンズキャップ一つ。進々堂のカルネ一つ。

帰宅したら旧友から消息をうかがう手紙。
「晴耕雨読」ならず「晴れても降っても読書」と返事。

今日の本は坂口安吾『風と光と二十の私と』講談社文芸文庫
面白いですね。環状線に乗ってメリーゴーランドのようにしてづっと読んでいたい気分です。

*京都駅前も変わったような、変わらないような。晩秋の光線です。f0373024_19550740.jpg
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# by seta_shijimi | 2017-10-26 17:42 | Comments(0)

これも秋

ようやく晴れ間がのぞいてきました。
午前中は図書館へ。次なる本はちょっと実務的に
杉村邦彦編『中国書法史を学ぶ人のために』(2002)世界思想社
酒井忠康『ある日の画家 それぞれの時』(2015)未知谷
午後ちょっと逍遥。

*ふみつぶされた栴檀の実
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# by seta_shijimi | 2017-10-25 16:16 | Comments(0)

帰り道

*下鴨にて
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# by seta_shijimi | 2017-10-24 18:16 | Comments(0)

掃苔記

今日からよい日和が続くとのことでしたが・・・・。
ちょっと遅めに出発。入洛は九時頃になりました。
葵橋東詰から鴨川の土手下の地道をを走ります。
水上の正面には「船形」。
人影もなく瀬音とタイヤの廻る音しか聞こえません。
遠いむかしの河原もかくやと思わせる静けさです。

いつものように御園橋で上がって神馬堂のやきもちを求めたあと今日は西賀茂へ。
まず神光寺におまいり、ここは蓮月さん隠棲の地です。
老母は子供の頃ここにともだちとよくニッキの根っこを取りに来たそうです。
茶所のところに尼さんがすんでいて、みつからないように行ったとか。

そのあとさらに道を西にとって小谷墓地へ
ここも台風で古木や雑木の枝が倒れ込んで被害が出ています。
参道をうめる杉の枝をまたぎながら蓮月尼の墓前へ。
どうやら台風後はじめての参詣者だったようです…。
とりあえず落ちた枝を片付け、墓石に貼り付いた落葉をなでてぬぐいます。
思わぬ掃苔となりました。

墓参のあとは、下鴨あたりでお茶にしましたが、
やはり晩秋です。陽が陰ると肌寒くそのうえ空模様も心配になってきたので
今日はのんびりせず、昼過ぎ早めの帰宅となりました。

*北大路橋にて、この頃は晴れていたんですが…
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# by seta_shijimi | 2017-10-24 13:34 | Comments(0)

牧水逍遥

昨夜の風はなかなかのものでした。
雨戸のきしむ音だけでなくいろんなものが飛んだり、転がったりする音が響き
さすがに二時頃からしばらくねつけませんでした。

しかたがないので寝床でキンドルを開いて、若山牧水をづっと読んでいました。
牧水は歌人ですから、風景をみるにしても常に歌をものするつもりでしょうから
描写は謡うようなところがあります。
大景観もあれば、またいで渡れるような小さな流れまで手抜きがありません。
名随筆家と思いますが、かんじんの歌のほうはどうなのかなと言う気もします。

最近は本を読んでいると、いっのまにか頭のなかが本のテキストから離れて
いろんな情景を自分勝手に描いて、うつらうつらとしていることが増えてきました。
なんでしょうね、これは。
ボケてきたか?

風はまだ荒いようですが天気も回復。午後は自転車に跨がるつもりです。
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# by seta_shijimi | 2017-10-23 11:35 | Comments(0)

チンチン電車

鉄道ファンでなくても、電車をみるとついカメラを向けたくなります(笑)。
京阪大津線(石坂線)、錦踏切附近を走行する700系電車です。
大津・膳所・大商・叡山・石山など通学の高校生が主要なお客さん。

最近は「ちはやぶる」などのラッピング電車があたりまえになり、
かえって正式塗装の車両がストイックでいいですね。

ほとんどの駅が無人になり、もちろんワンマン運転ですが
膳所から石山あたりの人家の軒をかすめて走る感じはなかなか乙なものです。

今日の読書は、ながく積ん読だった『ザ・ヤトイ お雇い外国人の総合的研究』1987 思文閣出版
この研究に関するシンポジウムの記念講演で、元文部大臣で当時国連大学特別顧問だった永井道男が
スケールの大きな、とても興味深い話を展開されていて引き込まれました。
前後をはしょるとちょっとわかりにくいかも知れませんが
日本の近代化をになった森有礼について触れるなかで、

「日本の場合、今日まで非常に難しい問題の一つは、土着の宗教とか儒教、
さらにまた、State-Shinto でない神道、そういうものの中に、
非常に普遍的な人間の良心の問題があるんだと思います。」と述べて
靖国神社のことや森有礼の暗殺のことなどに及んでいます。
国家神道への政治的な評価や批判はいろいろあるとおもうのですが、
この指摘はとても腑に落ちるものでした。

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# by seta_shijimi | 2017-10-21 11:04 | Comments(0)

膳所城下町//追加資料

たとえば、こんな感じです。

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# by seta_shijimi | 2017-10-20 18:41 | Comments(0)

色と香

石蕗がほころび始めました。
押し入れから引っ張り出したマクロレンズで花弁をねらっていたら、
となりの小菊の強い香りがただよってきます。
そっちはまだほころんでいません。
石蕗の鮮やかさに香りがあったら、逆に興ざめかもしれませんね。
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# by seta_shijimi | 2017-10-20 09:02 | Comments(0)

泡をいただく

この長雨はいつまで続くのでしょうか。
ちょっと飽きてきました。
じっともしてられないので、午前中図書館へ。
まず近くの茶室で泡泡としたお抹茶を一服いただきます。
お菓子付きでわずか350円です。

高齢化でこういった施設の主たる客は高齢者になっているんですね。
老人は早起きですから、開館は十時では遅い気がします。九時かせめて九時半。
右肩上がりの頃は夜の時間延長とかがよくいわれましたが、
働くのに精一杯の世代がそんな遅くに寄るはずもなし、職員も少ないし、電気代ももったいない。
土日はこれまで通りとして、平日は九時開館もいいのでは? と思います。

それはさておき、今日も何冊かかり出し、さっそく読み始めます。
酒井忠康『片隅の美術と文学の話』求龍堂(2017)を夕方までになんとか読了。
最近は文学者の回顧展を美術館が意欲的にやっていますが、
そのあたりの背景がとても面白く読めました。

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# by seta_shijimi | 2017-10-19 17:05 | Comments(0)

なかなかの空間

今朝方走った湖東の村のサンマイ(埋葬墓地)。
なかなかよい空間です。

えっ、お墓? 気持ち悪いという方もあるかもしれませんが、私は嫌いではない。
石塔の墓、それも町中の古いところは賑やかで面白いし、
著名人士の墓碑の苔を掃くなんぞは「結構なご趣味」でさえありますが、
田舎の埋葬墓地は静かなのが取り柄かな。
ここでは石塔の背較べもなくみんな一緒です。
それに、ここは明るいしその広さもすばらしい。

*入り口で迎える六地蔵は三体づつ刻んだ珍しいものです。
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# by seta_shijimi | 2017-10-18 14:16 | Comments(0)

犬歩当棒

夕刻膳所城下を走っていたら。電柱に面白い物を見つけました。
このあたり昔の武家屋敷のあったところらしく「家中」とあります。
電柱とか踏切とかの名称は意外と古い地名がそのまま残っているものです。
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# by seta_shijimi | 2017-10-18 14:02 | Comments(0)

鯖を煮る

ようやく雨が止みました。といっても明日までらしいですが。
朝からスーパーへ買い出し。
スーパーにも得意分野があるようで、魚はよいが肉はだめとか、野菜がよいとか…。
今日のスーパーは魚がよく、ときどき面白い魚が並んでいて、
冗談なのか、不漁なのかと、いろいろ楽しませてくれます。
今日は生のタラがごろりごろりと並んでおります。
切り身は知っていても、髭を生やした丸太ん棒のような姿は知らない人が多い。
でも今日はタラは買わずに、おとなしくゴマサバにしておきました。
マサバがおいしいという人もいますが、炊いてしまえばおんなじ。
酒とみりんと醤油、土ショウガでことこと煮てお昼の一品に。あとはすまし汁。
だんだん主夫になってきました。

午後は久しぶりに自転車で逍遥です。

*古いマクロレンズでパチリ
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# by seta_shijimi | 2017-10-17 13:04 | Comments(0)

歴史を聴く

朝方NHKカルチャーラジオを聴いています。
カルチャーラジオといわれても……。
これは昔の「第二放送」ですね。語学とのレッスンでお世話になった。あれが模様替え。
さすがに歴史ある放送局なので、よいアーカイブが揃っているようです。

今朝は三笠宮のインタビューが流されていました。
三笠宮はオリエント学者としても著名ですが、関東大震災における朝鮮人弾圧や中国における軍の行動、
そして近代の天皇制のありかたやあるべき役割を含めて客観的にそして率直に答えておられるものでした。
貴重な音源だなあ、とおもわず聞き込んでしまいました。
昔のNHK調というのでしようか、アナウンサーの丁寧な日本語も新鮮でした。

読書はちょっとかけもち状態になっていますが、先日よんだ牧水の紀行文がよかったので
夕方からせっせとキンドルに落として読み始めました。これはハマリます。

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# by seta_shijimi | 2017-10-16 10:47 | Comments(0)

感傷的

昨日は午後から意外に晴れました。
老母の様子をみはからって、ちょいと自転車散歩。
チェーンが長いのが気になっていたので、チェーンを二駒切ってつなぎました。
夕刻からは天野忠の『我が感傷的アンソロジー』を読了。
氏と関わり合いをもった詩人たちの人物・詩評となっています。
天野さんの詩と出会わなかったら、詩はずっと読まなかったかも知れません。
今日はこれからボランティアに出懸けます。
天気は相変わらずです。

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# by seta_shijimi | 2017-10-15 09:53 | Comments(0)

決定版!

空模様をうかがいながら近所のスーパーへ自転車で買い出しに。
滋賀県では買い物袋は無料では出ませんので(デパートは出ますが)Myカバンを持参です。
写真のバッグはモンベル製の一番シンプルなもの。S(8リットル)とM(14リットル)の両方を持っています。
モンベルは色使いがイマイチなところがありますが、これはまあいい感じです。

カバン道楽でいろんなカバンを買っては使ってきましたが、結局これが一番です。
汚れたらざっと洗って防水スプレーをシュッとするだけ。
仕事にもプライベートにも使ってきました。

前面と背面にファスナーのポケットがあるだけ。ナイロン製で入れる物に応じて形は融通が利きます。
要するに「袋物」のジャンルに入りますかな。
今はこの主室に百均で買ったクッションポーチを入れてカメラバッグにもなっています。
本も一杯入り、肩紐もそれなりの幅があり、タスキに掛けても負担が少ないですね。

今朝から鴎外譯で『即興詩人』(岩波文庫)にとりかかりました。恥ずかしながら読んでませんでした。

*写真はMサイズで、このなかに3,000円分の食料品とフルサイズ一眼レフも放り込んであります。
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# by seta_shijimi | 2017-10-14 09:45 | Comments(0)