京都襍記

今日から天気は雨つづきと出ています。
昼前からそれなりの降りになり、家のなかで文字起こしの作業を再開しました。
本も買ってばかりでは懐がもたないので、図書館の書庫を自分の書庫がわりにということで
かねて手にしてみたかった天野忠編の『京都襍記』を借り出しました。

昭和十八年の刊行ですから、「時局」向きでもないこのような本は出しにくかったのではないかと想像されます。
出版については、著者の随筆にその次第、背景が書いてあったように思います。
こんなものがあったのか・・・。という作品も収められていて、楽しく読むことが出来ました。
ただ奥付の編者の名前の側らに振られたふりがなに「あまのちゅう」とあるのにビックリ。
たしか「あまのただし」のはずだけど・・・・。

*装丁はモダン。これはベンガラ格子ですね。
f0373024_12434016.jpg

[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-13 12:44 | Comments(0)

女の決闘

昨日は午後から鷗外選集のなかから翻訳小説の巻を読みました。
短編を中心に中編も含まれますが、アンソロジーとして楽しめます。

そのうちシュニッツラーの「みれん」は中編。
アマゾンには(笑)肺を病むフェリックスと看護するマリーとの間に,
恐ろしい死としみじみとした愛とを交錯させた物語とあります。
狂気と慈愛、良心と疑念、現実としてありえそうな気もするストーリーです。

しかしこの冊子の翻訳として評価の高いのは「冬の王」でしよう。
時代の小説という気もしますが、鴎外の手に懸かると、
いまもその北欧の夜の浜辺に打ち寄せる波の音が聞こえてくる感じです。

蛇足ながら、私がいちばんよいと思ったのはオイレンベルクの「女の決闘」です。

f0373024_10071239.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-12 10:07 | Comments(0)

思わぬ残暑

朝から自転車を漕いで琵琶湖を渡り(もちろん橋ですが)年金事務所へ。
35年間のつとめを終えて、さて、さて・・・という感じです。

今日も時期外れの「残暑」。タンスから半袖のTシャツを引っ張り出しました。
もうしまうつもりだったんですがねぇ。
木陰に入って鴎外の翻訳小説を読んでいます。

*夕方一時間ほど里周りをしました。
 石垣や藏の窓の一つ一つから子供の頃の思い出がよみがえります。
 最近ぜんぶ古レンズ(Gズイコーオート28mm f3.5)で撮っています。
f0373024_17153370.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-11 14:08 | Comments(0)

蔓まくり

昨日、今日と蒸し暑いですね。
もう姿をみなくてもよいと思っていた蚊がいずこからともなく湧いてきて
慌てていったんしまった蚊遣りをたくありさまです。

文字起こしが一段落したので、ここ数日は自転車徘徊の日々です。
気になる景色を見つけたら、カメラを向けてパチリとやるのですが
今日などはピントを合わせているあいだに蚊に刺されてまいりました。

*サツマイモも収穫の時期、子供の時はこの蔓を炊いておいしくいただきました。
蔓の皮をむくのが子供の仕事なんですが、アクで爪が黒くなるんですな。
こうやって放ってあるとなにやらもったいないと感じてしまいます。
f0373024_17373540.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-10 17:34 | Comments(0)

ちょっと森まて゛

湿気の高い朝になりましたが、思いきって自転車にまたがり山間に入りました。
大汗をかきましたが、下り坂の御褒美で満足しました。

*雑木はちょっと紅葉してきました

f0373024_11592484.jpg






























キノコが土俵のようにまあるく生えだしています。
f0373024_12001794.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-09 12:00 | Comments(0)

みなかみ紀行

ここ数日のナイトキャップは、詩人若山牧水の紀行文『みなかみ紀行』(岩波文庫)です。
大正11年に行った24日間にわたる長旅の一部を綴ったもの。
タイトルはその主要をなす利根川の水源を訪ねるところから。

冒頭の詩「枯野の旅」の一節

乾きたる
落葉のなかに栗の実を
湿りたる
朽葉がしたに橡の実を
とりどりに
拾ふともなく拾ひもちて
今日の山路を越えて来ぬ

湿った朽ちた葉のしたから拾い上げるときのあの橡の実の湿り具合
あのしっとりとした色合い、そして匂い、実際に山路をあるいた人なればの言葉ですね。

どれも不便な旅ですが健脚で歩くことが苦でない人。
温泉を楽しみ、そしてよく飲んでいます。

岩波文庫には結構多くの旅行記、紀行文、山行記録が入っていてそれぞれ味わいがあります。
北原白秋ら五人づれでの九州旅行を交代で執筆した紀行文『五足の靴』なんかもいいですね。
明日は地元の運動会です。

*冬の準備がもう始まっています。
f0373024_17455914.jpg

[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-07 17:49 | Comments(0)

阿弥陀式

先日暇な時に京都駅から四条大宮あたりまで歩きました。
東西本願寺から例によって、面白そうな道を狙ってアミダ式に歩くのですが、
阿弥陀といえば本願寺も、ふだんは阿弥陀堂や御影堂だけみているわけですが
書院や奥向きの建物の豪華さはすごいものですね。
仏法と王法などといいますが・・・。ま、やめときます。
龍大の生協でカレーライス。おいしゅうございました。
いい建物のなかで勉強できるのはうらやましいことです。

さて、この界隈も町家を改装したゲストハウスなるものが次々に出来ているのに驚かされました。
どうしてこんな路地からごろごろとスーツケースを引くツーリストが出て来るのかと思っていたら
なるほど、そんなことなんですね。古びた間口の狭い町家を改装しているようですが
ゲストハウスやカフェやレストランへの改造も盛んで。
本来の住宅としての町家住まいも今に京都でも見られないようになるかもしれません。
これから秋深まり、いよいよ虫の聲ならぬ「カート鳴り渡る」洛中です。

*写真下は、松原猪熊をちょっと下がったところの物件。まるで鬼門よけみたいです。
実はこの内側に本圀寺塔頭の宏大な惣墓がありまして、
市街地のど真ん中ですが、なかなかすごい墓地で一見の価値ありです。
撮影は60年代の旧ソ連レンズジュピター12 35mm 。
順光でないと四隅にハレーションがでますが、なかなかおもしろく使えます。
f0373024_13071745.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-06 13:08 | Comments(0)

風邪引き小僧

急に涼しくなったせいか風邪に・・・・。
しかし、午後大事な用件を入れてあり、やむなく大阪へ・・・・。
なんとか無事に用を済ませて、ほうほうの躰で帰宅となりました。

駅前の書店で待ち合わせ。岩波新書の最近の本ですが

髙橋敏『一茶の相続争い 北国街道柏原宿訴訟始末』を立ち読み。

俳文学からではない近世史研究者による本です。

これはなかなかよくできた本とお見受けしました。おすすめです。


*近所の畑。多種多様なものが作られていますよ。

*ワタクシ、このカットを撮ったとき一人の畑と思い込んでいたんですが

 よーく見ると集団菜園のようでもあります。ただし素人さん用ではないですね。

f0373024_17280244.jpg







[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-05 17:28 | Comments(0)

モダンな燈篭

写真は先だって訪れた旧三井別邸(下鴨)の石灯籠です。
このお庭には中世の石灯籠(あるいはその模刻)も入っていますが、
これはつくばいの側らにすくっと立つ、とくに基礎を本来のようにつくらず
ふせた石に蓮弁を刻んで基礎にみたたていますね。
もちろん新しいものですが、このモダンな姿がとても気に入りました。

読書は夢窓国師の『夢中問答』(岩波文庫)。兄足利尊氏とともに
乱世に政治と軍事で一生を過ごした足利直義と高僧との問答です。
これがなかなか面白いです。

f0373024_09131678.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-04 09:16 | Comments(0)

天気恢復

昼過ぎに文字打ちが終わると当時に、日が差してきました。
母親の風呂の世話がおわったところで、自転車に跨がりました。
大津祭りの山の準備が整った旧市街をとおり西大津まで。
できるだけ細道を選んで走りました。
天気は回復しましたが、風が強く、浪が荒いです。
今日はちょっと長めに三時間余り徘徊していました。

この頃の読書は「資料」となっていまして、本に手が出ていませんでしたが
一段落したので、つぎの読み物を選択中です。

*湖畔には次々マンションが建っていきます。
f0373024_17112494.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-03 17:12 | Comments(0)

今日から神無月

昨夜届いた新資料の内容に思わず声を上げました。
明治の著名な漢詩人岩渓裳川の聴き取りです。

残り物に福ありとはよくいったもので、僅かコピー40枚でしたが、
この二月余り文字起こしを続けていたものと同等以上の内容のあるものでした。

いろいろとプランが湧いてきます。

*庭の紫陽花。これから紅変してくるのが楽しみです。

f0373024_07365014.jpg














*氏神さまでパチリ
f0373024_10580553.jpg


[PR]
# by seta_shijimi | 2017-10-01 07:36 | Comments(0)

物件2号

ここ数年、暑い暑いから一気に寒い寒いに変わる
過ごしやすい春や秋がとても短くなったと感じていましたが
今年は強烈な暑さもほどほどで、ゆっくりと季節が変わっていくように感じます。
ありがたいことです。
週末はボランティアの予定です。

*こういう野小屋もすきなんです。
f0373024_17141649.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-09-29 17:21 | Comments(0)

暮れてゆく浜辺

*和田の浜にて 古レンズにて撮影 今日は湖北伊吹の山迄見えていました、されど波高しです
f0373024_17501432.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-09-28 17:50 | Comments(0)

茶三昧

昨日から根を詰めて編集作業。
デスクワークなのにおなかがすく仕事です。
ポリポリ、ムシャムシャしながらのナガラ作業。
当然結構飲むことになります。酒でなくお茶。
好みとしては、煎茶、中国茶、珈琲、紅茶の順ですね。
煎茶は口に含んだときのよさというより、暫くして鼻腔に漂う爽やかさが魅力。
それがながくつづきます。
飲んで、すぐにおいしい!というのは余程のお茶か、偽物かという気がします。
愛飲しているのは信楽の朝宮茶です。
高いお茶はいくらでもありますが、今は二番茶 100グラム600円・・・。
でも、おいしいですよ。

日替わりでよんでいる開高健の釣り物
中だるみでしたが『オーパ、オーパ』アラスカ篇 カリホルニア・カナダ篇は
エネルギッシュでとても面白かったです。

f0373024_11504960.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-09-28 11:51 | Comments(0)

十発一中

散歩のお供の古レンズ。
カメラにはピーキングというマニュアル時のピントをつかむ機能はついていますが
これを信用するとかえってピントをはずすので、
結局ヘリコイドを前後させたり、自分が前後したりしながら
撮ろうとしています。でもなかなか合いません。
こういう「ごそわら」はどこかにピントが合うので、好対象です(笑)

*秋草図 外来植物が多そうですが・・・。
f0373024_11383211.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-09-27 11:42 | Comments(0)

魅せられたる魂

ここ数日開高健の釣りモノを楽しみました。
『オーパ』はグラフィックな雑誌に連載されたので写真がまず目に入ります。
数冊続編が出ましたが、やはり最初の一冊がベスト。文章も面白いです。
でも同じ写真家とのコンビでこれより先にでている『フィッシュオン』が
オリジナルという感じです。
コントラストのゆるいカラー写真もいい感じです。
そして、それより前の『釣魚大全』がさらによいということになりますか。

今日古本屋さんで買った本
・坪内祐三『考える人』(新潮文庫)
・若山牧水『みなかみ紀行』(岩波文庫)
・有吉佐和子『日本の島々、昔と今。』(同上)

*糾の森にて リスの相撲場らしいです
f0373024_17484664.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-09-26 17:49 | Comments(0)

文雅なレンズ

ミラーレスに使い古したレンズをつけて楽しむのが流行だそうです。
たぶん「写り」という点ではなにもよいことはないと思いますが、
なにかいいことがありそうに思うその気持ちが楽しいのでしょう。

先日も取り上げたオリンパスのGズイコーオート28mm f3.5を
マウントアダプタを介しNEXに取り付けて楽しんでいます。
一応「銘玉」の一つに数えられていますが、
40年前に買い、仕事に趣味に相当酷使したので外観は傷だらけ絞りリングにガタもあります。
撮ってみると、古いレンズ特有の一種紗がかかったような「くぐもり感」がありますが
それがわたしには視神経にやさしく感じるのです。

古いレンズは逆光に弱いのでフードが不可欠です。
これまた古いペンタックス用タクマー28mm f3.5用の角形フードを付けています。
カメラは軽いのですが、レンズは結構ずっしりきます。

ちなみにズイコーは高千穂(オリンポス)の瑞光、
タクマーは「切磋琢磨」からの命名でしょう。
なかなか文雅なことです。

f0373024_20105542.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-09-25 20:11 | Comments(0)

野の仏

日差しが戻った一日でした。
お昼は蒲焼きの半分をさらに老母と半分。
好物なのでこれは食が進みます。
終日文字起こしをして、夕方里周り。
山間に入ると、さすがにヒンヤリします。
斜光線を浴びた山と陰になった里のコントラストが秋を感じさせます。

*古いレンズで石仏を撮ってみました
f0373024_18110281.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-09-25 17:52 | Comments(0)

おかずのように読む

昨日、雨の降り始めた出町の古本やで買ったのは、
開高健の『オーパ』、同『眼のある花々』と熊谷守一の『へたも絵のうち』の三冊
開高健は食わず嫌いだったですが、先達ての釣りの本以来すきになり、
引続き手当たり次第に読んでいます。

熊谷のは日経新聞の「私の履歴書」連載のもの、ごく晩年なので
口述をとって編集でまとめたんだろうと思いますが、自伝としてとても面白いものでした。
ちなみに娘さんにあたる榧さんの油絵を持って居ます。
山スキーの絵なので冬にしか出せませんが…。

f0373024_13533418.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-09-23 11:40 | Comments(0)

洛中徘徊

久しぶりの雨模様。
杉本秀太郎『太田垣蓮月』読了。
作者は自身が京都の有力町人の末裔であることの矜持と視線
連帯感をもって蓮月を書いたということかなと感じました。

終日京都にいました。
帰り道に立ち寄った出町枡形商店街内の古本やさんで
いろいろ欲しかった本を入手しました。
帰路雨の中を走ったので
自宅に戻って、さっそくタイヤを洗い(放っておくとリムのブレーキ汁で真っ黒になります)
それから全体にぞうきんで拭き上げてやります。
ちょっとした手入れが長持ちの秘訣です。

f0373024_16014820.jpg
[PR]
# by seta_shijimi | 2017-09-22 16:02 | Comments(0)