月光を浴びる

冷えましたが、よい天気でした。
話題のスーパームーン。
あれは一昨日のことだけなのでしょうか。
今夜はその三日後になりますが、
ちょうど大きなお月様が東の空に上がっています。

月光を浴びながら潮騒だけが聞こえる暗い海辺の道を、
自転車を押しながら歩いたことがあります。
瀬戸内のとある島でした。
月夜の野道しか歩いたことのなかった私には忘れられない体験でした。
「月夜」と「闇夜」という言葉もいずれは「死語」になるのでしょうか。
子供の頃、我が家は野中の一軒家だったので、
闇夜だとバスを降りた国道から、手で探るようにして帰らなければなりませんでした。
一本杉の陰が長く伸びて、恐ろしかった。闇は何もかもが怖かったですね。
でも思い返すと、あの暗闇のなんと饒舌だったことでしょう。
明るければむしろ昏い・・・・。
潮騒の夜道が一生の思い出になったのが当然のことのように思われます。

今朝から尾崎士郎の短編にかかりました。
尾崎士郎といえぱ『人生劇場』ですが、
編者によれば、短編こそこの作家の体質がよく現れているとか。
電車の中で「河鹿」「落葉と蝋燭」「三等郵便局」「秋風と母」
そして「瓢山河」の5編を読んでしまいました。
どれも読みやすいですが、このうちでは「落ち葉と蝋燭」が気に入りました。
まだ続きます。

*写真は近所の紅葉です。
f0373024_19342767.jpg
[PR]
by seta_shijimi | 2016-11-16 13:40 | Comments(0)