ロードムービーのような年月

暖かい一日でした。
日曜の夜から読み始めた『禅とオートバイ修理技術』を
今日の帰りの電車のなかで読了しました。

精読とはいえませんが、ともかくも読み通したという感じです。
この本については、多くのサイトやブログで言及されているので
ここでは重ねて紹介しませんが、
私の第一印象は一篇の「アメリカンロードムービー」を観る思いがする。
といえばよいでしようか。

哲学的思考と狂気、父親と息子、そしてオートバイによる旅。
基本的には悲劇であり、終章は読者を宙づりのままにさせてしまうものですが
これは、これで悪くないかもしれません。

たしかに難解ですが、その終わりではなぜか目頭が熱くなるのを止められませんでした。
この二日間かなり集中して読み、私の中にある狂気が触発される感じさえありました。
一方、とらわれていたこころのもやもやが去って行く思いもありました。
こころを激しく揺さぶる、不思議な本ですね。

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by seta_shijimi | 2016-11-22 20:16 | Comments(0)