エマニュエル・ボーヴをよむ

繊細な観察眼とユーモアに満ちた…… と表されるボーヴ。
初めて手にした作家です。
デビュー作『ぼくのともだち』
短編集なので帰宅後2時間ほどで読了しました。

「孤独がぼくを押しつぶす。ともだちが欲しい。本当のともだちが!」
第一次大戦の傷病で貧しい年金生活を送る青年のなんともトンチンカンなともだち(恋人)探し。
妄想が唯一のエネルギーになっているヴィクトール君。
ははーん。こーゆーオトコって洋の東西を問わずいるんですね。
おまえだよ!って。

とっても、とまではいえないけれど、結構おもしろかったですね。
戦前フランスのベストセラー作家だったのが、忘れ去られ、
何周か回っていま世界的に読まれているとか
「先の者が後になり、後の者が先になる」聖書にも書いてある通りです。
フランス人の現代作家としては、
ロジェ・グルニエ(グルニエは最高です)ぐらいしか知らないので
ボーヴも、もう何冊か読んでみましょう。


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by seta_shijimi | 2016-11-26 20:14 | Comments(0)