紙の本・電子の「本」

年明け五日目。ようやく世間も動き出した感じです。
でもまだ電車は空いてますね。

坂口安吾。あの時代の作家としては、意外にもバランスのとれた
まあ居直りとでもいうのか。ピュアな精神ですね。
戦後をもう少し生きたらどうなっていたか。もったいないですね。
今朝からは徳永康元『ブダペストの古本屋』ちくま文庫を再読。
碩学のエッセイ。いいですね。
以前、解説の文章がキザな気がしたが、今読むとなるほどと感じる。
素晴らしい本です。

午後、津野海太郎『読書と日本人』岩波新書読了。
昨年の新刊ですね。本の、ではなく読書の社会史というところがミソです。
編集者らしい平易な語り口で、結論と背景をすっきり示していく。
まあ前近代はうまくまとめてあるけれど、専門家でなてので借り物感がやはりある。
後半は、最終章の〈紙の本〉と〈電子の本〉のところは本領発揮。
『季刊・本とコンピュータ』を編集していたんですねこの方。
あの雑誌買っていました。
ニュートラルな意見が開陳されていて、ここはまあ面白かったですね。
ただ、ニュートラルな分、期待していたより鋭さというか「熱」が伝わりにくい。
これも今日の読書事情に合わせた編集の方針なんでしょうか。

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by seta_shijimi | 2017-01-05 20:38 | Comments(0)