宇治から奈良街道

ご無沙汰していました。
よい天気が続きますね。毎年連休は自転車三昧でしたが、今年は所用で今日まで出られませんでした。
ようやく空き時間ができたので、早朝から瀬田川を下り宇治に出ました。そして今日はランドナーに跨りました。タイヤが太いのも手伝って、乗り心地がいいですね。細いタイヤでスピードを出す軽快さもよいですが、ランドナーでゆっくり走るのもなかなかと想います。
いつもは道に覆いかぶさった木々から毛虫がぽたりと落ちてくるのですが、今年はまだのよう。

立木山から天ヶ瀬ダムまで、対向車は少しありますが、下るクルマは数台。静かなものです。するする下って宇治に到着、早くも結構な人出の平等院を木の間がくれに覗いたあと、宇治橋を渡って対岸を走ります。この界隈落ち着いた昔の名勝地の風情がありますね。亀石楼とか泊まってみたいですね。その奥の廃業されているらしい旅館もおもしろそうです。泊まるには川音が気になる程ですが。

今回初めて興正寺を訪れました。曹洞宗の古刹、道元禅師開創と伝えますが、実質的には淀藩主永井氏による「復興」なんですね。しかし、手入れも行き届き、静謐な感じはさすがに禅宗です。新緑が目に眩しく、渡る風の音や匂いを十分楽しみました。奈良線沿線には黄檗の萬福寺がありますが、ここも穴場とお見受けしました。応対に出てくださったのは尼さんでした。

宇治からは昔の奈良街道に沿って北上、六地蔵から醍醐へ入り、ついで日野法界寺を訪れました。法界寺というと丈六の阿弥陀如来坐像と思いますが、地元では日野薬師、子授け、安産祈願で著名らしい。立派な阿弥陀堂は本堂ではなく、小さめの薬師堂が本堂。宗派が真言宗なのは醍醐寺に近いからでしょう。親鸞の出た日野家の本貫地らしく、すぐ隣には本願寺の「誕生寺」なるものもあり、少々荒れ気味の法界寺よりも手が入っているのにはははーん。と思わせました。

このあたり鴨長明閑居の地とも聞きますが、かつてはともかく、いまは新興住宅が櫛比して、ちょっと想像もつきません。それでもこうやって走っていくと、この奈良街道沿いは旧集落の立派な農家も点在し、京都や山科から宇治、奈良へとつづく道筋の重要性が垣間見えます。醍醐寺の前を走り抜け、さらに随心院を横目で見て、山科東野に至り、いつもの通り逢坂山を越えて、帰津しました。

*上:宇治にて紫の山藤。これからが盛りのようです。下:興正寺の僧坊。坐禅用の座布団が並んでます。
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by seta_shijimi | 2017-05-04 14:54 | Comments(0)